遺品整理、不用品処分、ごみ屋敷清掃業者の選び方

まずはじめに。

これから記載する内容は業界の問題点、業者の特徴、許認可、各業界からの参入と強味、弱みなどを知っていただき、

ご自身の考え方と照らし合わせたうえで業者選びをしていただくこと。当社の利点だけを説明し当社に誘導しようとは

考えておりません。きちんたした業者が生き残り、共存共栄していくことを目的としております。

インターネットで検索上位にいる企業が優良な企業とは限りません

検索結果の上位にくる企業は人気のある企業という誤解をしていませんか?

現在のインターネットにおける検索エンジンは、主にグーグルとヤフーが主となっており、パソコンでの検索はヤフー。

スマホでの検索はグーグルが1位となっています。

検索エンジンで上位に来るためにはSEO対策が必要となり、専門業者に高額なお金を払って上位にあげたり、専門知識

のあるスタッフがコツコツ時間をかけておこなったりと、どちらにしてもコストがかかります。

広告表示のある検索結果は、グーグルやヤフーに広告費用を払うことで上位に掲載される仕組みになっています。

作業はプロでも人と会話することが苦手な人は仕事が入らないように、良い仕事をする企業でも検索画面で上位に

こない企業は問い合わせがないため、どうやって上位にくるかが企業存続のポイントになります。

広告でもSEO対策でもお金がかかる行為なので、当たり前の事ですが資本力や資金力がなければ上位表示はさせる

ことができません。逆を言えば上位に来るから良い仕事をする。また、安全な企業という訳ではないということです。

ポータルサイトと自社サイトの違い

片づけ屋さんにも自社サイトとポータルサイトが存在します。

ポータルサイトとは、当社の相互リンクにはってあるようにいろんな便利屋さんを地域ごとに紹介するサイトです。

ここに登録するにはお金を払うか、相互リンクを貼ることで掲載できます。このポータルサイトに掲載されている

から安心なわけではありません。

また、ポータルサイトのように地域ごとに紹介するサイト以外に、全国展開しているように見せて地域ごとの下請け

業者に仕事を振り分けるサイトもあります。この場合紹介を受けた下請けが紹介料として数千円払うか、売り上げの

何割かを支払うケースで相互関係が成り立っています。この場合、良い下請け業者もいれば悪い下請け業者もおり、

どの下請け業者にあたるかは運のみ。当然評判の悪い下請けはのちに排除されることになりますが。

のちに記述しますが、片づけ業界がグレーゾーンの仕組なこと、作業内容が人様の家にあがることを考えると、この

業界で全国展開をすることは不可能なので、全国展開をしているサイトは概ねこれに当てはまります。

各業界からの参入と特徴

・便利屋、運送会社、葬儀屋、引越し屋、建築工務店、土建屋など 片づけ業界はさまざまな業界から参入しています。

一番多いのが便利屋さんと呼ばれるカテゴリーです。

片づけに必要なスキルや道具は

1 モラル

2 正確な分別とスピード

3 重量物など運ぶための力と体力

4 スタッフ数

5 車両

どの出身業界も一長一短で、便利屋さんでも運送屋さんでも満たしているとこもあれば、そうでないとこもあります。

どこが優れているとは言い切れません。

1番重要なのは人様の家に多人数で上がり、家の中を隅々まで見るという行為にはモラルが必要だという事です。

特に分別を行う人間に必要で、どこから何がでてくるかわかりません。

分別は必要品と不用品を分ける作業と、不用品でも捨てるために必要な分別があります。

分別が終わって初めて搬出となりますので、分別が早くて正確なスタッフがいるほど作業が早く進みます。

搬出には力と体力が必要で、それがあるスタッフが何人いるかが作業スピードの速さと直結します。

人にはそれぞれ特徴があり、持久力型、短距離型、作業が早い人遅い人、力に長けている人いない人、頭の回転が

良い人悪い人、どれもバランスの良い人悪い人がいます。

女性の家を片づける際に下着など男性に見られたくないものを片づける際は女性に頼みたいものです。

バランスよく適材適所のスタッフがそろっている事が作業の速さ、正確さ、価格に反映されます。

車にもレンタカーと自社所有があり、自社所有の場合は維持費がかかり、レンタカーは維持費がなくとも1回あたり

の使用料が高くつきます。電球交換にはトラックは必要ありません。町の便利屋さんはレンタカーを使い、片づけに

特化している便利屋はトラックを所有しています。

トラック積み放料金のからくり表示にご注意ください

詳しい人は当たり前にわかることですが、2t車もピンキリです。

最大積載量が2tまでを2t車と呼びます。重量物を専門に運ぶ想定をしているトラックと、そうでないトラック

では荷台のサイズが違います。

2t車積み放題50,000円と表示があっても、小さい2t車は6立米ほど。大きい2t車は18立米。3倍も荷台サイズ

が違います。よくあるのは2t車の表示を少しでも安く見せるため、小さいサイズのトラックで2t車積み放題を記述

しています。計算で重要なのは1立米あたりの料金です。

*1立米とは縦、横、奥行が1mの立方体の事です。

違法なことですが、業者がお客様の名をかたり札幌市に持ち込み処分をした際の廃棄料金は、10kgで200円です。

軽トラックの最大積載は350kg。

その重量を捨ててかかる費用は7,000円。もし半分の重さでも3,500円かかります。

事務所からお客様先への移動時間、ごみの積み込み時間、積んでから廃棄所までの移動時間、ガソリン、

ごみ代金の経費を考えて 軽トラック積み放題8,000円や5,000円がいかにあり得ない金額なのか想像できますよね。

くらしのマーケットというポータルサイトで軽トラック積み放題8000円という表示をよく見かけます。

このサイトは下請けから20%のマージンを取りますので、業者の取り分は8割です。現地での追加料金がかかる

可能性がありますのでご用心ください。もし本当に8000円で350kg分のごみを積んでくれたら??????

間取り料金の表示にご注意ください

まれに、一部屋50000円という表示をしているサイトがあります。

4畳半か10畳かで約2倍の面積が違います。4畳半に2割程度の不要物があるのと、10畳に半分不要物が

あるのでは、トラックに積む際5倍の量が違います。

1LDK ○○円~ 2LDK ○○円~ という表示もご注意ください。

~というのは表示価格が最低価格で、上には限りがないという事です。

1LDKが衣裳部屋で、タンスが3竿と服が入っていてるだけで○○円~なんでしょうか?

サイト上は1円でも安く見せ問い合わせが増えるようにしますので、その価格だけで判断するのは危険です。

片づけに必要な許認可

人の家に上がり片づけをする作業自体に許認可はありません。

民間資格で遺品整理士認定という資格がありますが、あくまでも民間で、お金を払って講習を受ければ誰でも取得

できます。心配りやゴミに対する法令順守の考え方などの講習です。遺品整理士教会の認定があるから安心な企業

ではありません。遺品整理士の認定は個人でも取得でき、そのスタッフが在籍することで遺品整理士在籍などと

書かれているサイトもあります。この場合、社長が認定士なのか認定士をもった個人をバイトで雇っているのかすら

わかりません。遺品整理やごみ屋敷の片づけなど、一人暮らしでよほど荷物の少ないところ以外チームで作業します。

作業に携わるチームの全員が遺品整理士なのか、一人だけが認定士なのか。一人しかいなくても、全メンバーに

きちんと教育ができて信頼できるのか。そこまでの教育がきちんと行き届くならば素晴らしい事ですが、当然教育費

は必要以上にかかるわけですから、他社と比べて1円でも安ければなどとは言えないと思います。

また、民間の遺品整理士協会が発行している許認可が、国で決められた廃棄法を越える権限を持っている訳でもなく

遺品整理協会認定があるからゴミを捨ててよい業者という事などありません。

一般廃棄物と産業廃棄物

ゴミの処分は大きく分けて一般廃棄物と産業廃棄物に別れます。

一般家庭で片づけたものを処分する際に必要な許認可が一般廃棄物収集運搬です。

産業廃棄物にも収集、中間処理、最終処分と3つの許認可があります。収集に関しては企業が利益を生む行為をする

際にでる廃棄物を、その企業にかわり捨てに行く事で利益を得るために必要な許認可であり、一般家庭からでる不要物

を捨ててよい許認可ではありません。たまに片づけ業者が産業廃棄物収集の資格ありますと記載しているサイトを

見かけますが、根本的に間違っていて論外です。

では一般廃棄物の収集はというと、各市町村が許認可を発行するのですが、ほとんどの市町村で新規発行していません

許認可もっているのは主にゴミステーションを回っている企業です。

ですが、一部企業を除きほとんどが家の中まで片づけてはくれません。

では誰が片づけて処分までしてくれるのでしょう。

法令順守で廃棄はあたりまえ

業者がお客様宅で片づけたごみを指定袋に入れ、その自治体のゴミステーションにごみを捨てるのは廃棄法違反?

業者がお客様宅で片づけたごみを指定袋に入れ、そのごみをお客様がゴミステーションに出すのは廃棄法違反?

お客様が指定袋にゴミを入れて、腰が痛いから業者に頼んでゴミステーションに運ぶのは廃棄法違反?

もしお客様が寝たきりで動けず、階段5階のマンションで業者にゴミをステーションに持っていく行為を頼んで

廃棄法違反になるならこれから高齢化が加速するこの国は恐ろしい国ですね。

これで法令順守と言われるなら、高齢者の一人暮らしの何割がゴミ屋敷になるのでしょうか。

では片づけ屋さんてどうやって捨ててるの??と思われますよね。

法令順守の基準で行くと

①業者が部屋の中を片づけて搬出できるよう分別作業

②搬出したごみを一般廃棄運搬許可をもっている車を呼び積み込み

③物がなくなった部屋を業者が清掃

他には

④業者が部屋の中を片づけて搬出できるよう分別作業

⑤搬出したごみを自社トラックに積み、お客様をトラックに乗せて市の処分場に行き廃棄処分

⑥物がなくなった部屋を業者が清掃

これが法令順守の方法です。

どちらも遺品整理士の資格がなくても出来ることです。

ゴミの廃棄料金の計算は2種類あり・面積(立米)計算か重量計算となります。

トラックに積み込んだ時点で重量はわかりませんのでAの場合は面積計算となり、Bの場合は重量計算となります。

メリットとデメリット

一般家庭からは軽量なものから重量物までさまざま出てきます。2t車でも最大のワイドロング(18立米)に

荷物を満載積んだ際、重量は平均すると1.5tくらいだと思います。

18立米で1.5tですので、

Aの場合 一立米5000円として×18立米で 90,000円

Bの場合 1.5t×10kg200円として 30,000円

Aの場合 一般廃棄物収集運搬車の来れるタイミングと台数により搬出が必要です。

Bの場合 荷造りしたものを随時搬出し、満載になった状態で走るため効率もよく作業もすみやかに進みます

Aの場合 お客様の立ち合いは必要ありません。

Bの場合 お客様の立ち合いが必要です。

コストと手間、どちらを重視しますか?

こんな場合はどうするの?

片づけられない状態が続き、勇気がなくて人にも見せられず、2日後には部屋を明け渡さなければならない。

まして手持ちの現金も少ないし。。。こんなとき、業者はどうやって助けてくれるのでしょうか。

上記法令順守の考えで、

Aは間に合わない。Bは会社を休めない。お客様はお金も少ない。 どうします?

法令順守、法令順守。その状況を作り出した本人が悪い。

たしかにそうですが、この人はどうやってこの問題を解決できるのでしょうか?

ゴミをきちんと分別し、ルールにのってステーションに出すが、詐欺や窃盗をしている人。

けなげに一生懸命頑張っているが、職場のストレスから鬱になりごみ屋敷にしてしまった人。

どっちが良くてどっちがダメな人間でしょうか。

見る角度、見る目線、その人との関係性で見方は大きく変わりますよね。

これを解決するのもノウハウです。

本当に法令順守を守っている会社は、このお客様を放置し、助けることはできません。それが会社の方針ですから。

大きくなればなるほどコンプライアンスとマニュアル化 大事なのはわかりますよ。

サイト広告の事で某大手サイトに問い合わせ電話をしたところ、

1 この電話はサービスの向上と品質のため、、、、 というアナウンス。

やっと終わったかと思いきや、

2 同じ内容を英語で。。。。。。。。

3 ご用件に合わせて番号をプッシュしてください

4 さらに次に番号をプッシュしてください

毎日行くコンビニで毎日煙草を買う際に、毎日同じ店員に年齢承認ボタンにタッチお願いします と言われる

先日某ホームセンターに諸事情で3回買い物行った際、店員はちがうにせよ○○カードお持ちですかと毎回言われる

某ファーストフードで1人でハンバーガーを100個頼むと お持ち帰りか店内で食べるか聞かれる

大きくなればなるほどこうなります。

当社は?

法令順守はあたりまえですよね。まして不法投棄など論外です。

ですが法令順守を本気で実行するならば、企業は真剣に社員教育に時間と費用を使わなければなりません。

そして困っていても、そぐわない客は捨てなければなりません。それがルールですから。

当社は困っている人を助けるという便利屋からスタートしました。ですから創業時の気持ちを忘れることなく

増員ありき、会社を大きくすることありきではなく、本当に信頼できる仲間で本当に困っている人を助けるという

姿勢でこれからも行動していきたいと考えています。

なぜそんな考え方なのか

人間みな順当に生きてきたわけではありません。

頑張って生きるのは当たり前ですが、それぞれに色んな苦労を重ねてきています。

代表の私自身いろんな職種や地位も経験しました。建設業も荷役業も、営業職も管理職も。

一部上場企業の部長職も経験しました。その後独立し、そして沢山の人間に騙され、利用され、実の親にも利用され、

結果会社を倒産させ莫大な借金を背負った過去をもっています。

*倒産を人のせいにする気はありません。自業自得です。

そんな時、小さなことでも助けてくれた人たちのおかげで心が救われることができました。

「困っている人を助ける便利屋」をはじめた理由です。

とにかく困っている人はほっとけないんです。自分と同じように誰かの助けがきっかけでやり直せる事ができる

からです。

時には赤信号でも横断します。14歳からタバコも酒もやってました。たまにスピード超過することもあります。

人間なので!!

そして診断はされてませんがPTSDだと思います。1日数回カギと携帯と財布を見失います。便利屋の事以外は

本気でポンコツすぎる人間です。なので片づけられない人の気持ちがわかります。でも安心してください。

そういう人は特殊能力の持ち主なんです。

相見積もりが必要な理由

部屋が散らかっているほど人に見られたくない心理が働きます。

「すごくちらかっててゴミ屋敷なんです」というお問合せを受け、実際に現地にいってみるとごみ屋敷ではなく

散らかった部屋という光景を目にします。逆に、「不用品がかなりあって」というお問合せを受け、実際に行って

みると、天井に近いとこまで積みあがったごみ屋敷ということもあります。

この感覚や表現が人それぞれで、自身の家の中のとらえ方。特に内気な方やネガティブな方は、散かっている

部屋を大変なごみ屋敷ととらえる傾向があります。その心理を利用して、見積もりを高額にする業者があります。

以前清掃作業のみ行ったお客様の例です。某便利屋さん(ゴミ屋敷の片づけで検索するとかなり上位にいる)

に依頼したところ、6畳一間、全体的に腰の高さよりやや低い位置までゴミがあったそうです。

そのお客様は50万円取られたそうです。そもそも依頼した内容はゴミの片づけ、処分、清掃なのに、清掃は軽い

掃き掃除のみ。ペットの糞尿匂もひどく大変な現場だったのは想像できますが。

ごみの総量は2tロング箱車満載にもならない量。その量であれば3人いれば1日で終わります。

結果として物はなくなったけど汚いままの部屋。管理会社にそのまま返却できないという事で当社に清掃依頼。

50万円取られてお金が無くなったので、当社は分割で清掃を受けることにしました。

ちなみにこの業者。「領収書はいりませんよね」と言って領収書すら置いていかなかったそうです。

相見積もりでお客様にも気を付けてほしい事

○○電機商法のように、よそより1円でも高かったら言ってください。という手口。

他店の価格に気が付かなければ表示価格で、他店の価格に気が付いた人には安く売る。

消費者を馬鹿にしてるし、できるなら最初からやれよ!!と思うのは私だけでしょうか。

相見積もりはその業者ごとに同じ情報にて他社の金額を口外することなく見積りを取ってください。

金額を口外すると、最後に見積にした業者が仕事を受けることになります。

どこの業者も見積もりは無料ですが、見積もりに行くにも経費がかかります。

これはお客様のモラルの問題です。

自分が1円でも安くするために、他人に金を使わせ利用するという行為です。

○○電機商法は店舗ですから移動時間や経費はかかりませんが、現地調査には移動時間と経費がかかります。

まとめると

経済が上向きなんて本気で思っている人はいるのでしょうか。これからも続く不景気。不景気が続きすぎて人間も

汚い人種が増えてます。本当に信用できる人間なんてどの程度存在するのでしょうか。

今現在、札幌の住宅相場が上がっています。日本で一番です。競売の入札数、落札価格も異常な高騰です。

消費者はそれを知っているため、購入を控えています。

結果住宅が売れず、年内不動産業界で在庫を多数所有している企業の倒産が多発すると思われます。人がまたあぶ

れます。

ネットでいろんな知識を簡単に入手できる時代。悪い人間が多いのに、サイトの表面上の文言や表示価格で決めて

しまう危険性。

当たり前の事ですが、企業は売り上げと利益を求め、社員は高い報酬を望み、お客様は安さと安心を求めます。

重要なのはその互いのバランスです。

企業は理由ある経費を理由ある方法で常に努力改善していくこと。社員も常に努力しスキルを磨くこと。お客様は

良い企業を見抜くこと。

片づけに関しては、多人数で人様の家に上がり、隅から隅まで見る必要があり、そこには色んな思い出や貴重なもの、

まったく必要ないものが混在しています。お客様には大事な思い出でも作業員に思い出はありません。お客様の思い出

を大事に考えられる心が必要です。心や体が疲れていたらそういう気持ちも欠けてきます。

それを作業員同士が見張りあい、誰もが過ちのない状態で作業するとすれば何人もの作業員が必要になり、

その分経費は上がり作業料金も上がります。お客様が望む作業で金額も変わるのです。

各社共通にサイトには良い記述しかしません。検索の上位結果、サイトの文言、掲載金額、民間資格で判断すること

なく、何社か相見積もりをし、見積り担当者の人間性を見ること、よく話を聞くこと、どこからどこまで依頼したい

のか伝えること。そのうえで納得する会社を選んで下さい

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